郵便番号・住所 520-3307 滋賀県甲賀市甲南町野尻378
寺院名 円福寺 エンプクジ
山号 瑠璃光山 ルリコウザン
交通 JR草津線寺庄駅下車 徒歩15分
電話番号・FAX番号
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開創 延暦年間(782-806)伝教
由来  天台宗瑠璃光山円福寺は、延暦年間(782-806)の草創と伝えられるが詳しいことは不明である。
境内は平地で規模は大きく、天神社と隣接し、池(堂ノ池)をはさんで古来よりの関係が深い。境内の入り口には、釣鐘道と向かい合って閻魔堂があり、堂内の彩色された座像には、安永8年(1779)の銘がある。かんじん円福寺についての由緒や本堂の建立などに関する記録が見当たらないのは残念であるが、閻魔堂は安政3年(1856)に再建されたことや釣り鐘道は飯道寺の隠居僧が再建したという銘のあったことが知られている。法も津の中には、金胎両部曼荼羅の他に、多賀曼荼羅や虚空蔵大菩薩図があり、汁物中にも修験道とのかかわりが伺え、往時は飯道寺とも深いかかわりを持っていたようである。
 御本尊は両脇に日光・月光両菩薩を配し、秘仏として厳重に安置されており、木造薬師如来像で、鎌倉時代後期の堂々とした等身座像で、須弥檀奥に同様に安置されている同じ鎌倉時代の作とみられる阿弥陀如来像と共に平成16年度、甲南町指定文化財となり、現在は甲賀市指定文化財となっている。なお、野尻区有文書には、享保9年(1724)7月にご本尊修復に関する記録が見られる。
 現在は檀家はないが、祈願寺として親しく人々の信仰を集め、毎日、欠かさず午前11時に仏教婦人会員さんがつく鐘の音は、昔変わらぬ心なごむ響きで伝えてくれる。
現在の本堂竣工年
本尊 薬師如来
寺宝
住職 松岡 順海 マツオカ ジュンカイ
主な年中行事 1月1日 元日護摩供 1月12日 十人講
2月15日 涅槃会 9月8日 花摘会
専用墓地
駐車場
その他